<APEC>米中が経済ブロックめぐり神経戦…FTAAPへの言及避けた朴大統領(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.19 09:32
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためフィリピンのマニラを訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領が18日、最初の日程としてAPECビジネス諮問委員会(ABAC)との対話に参加した。
朴大統領はABACとの対話の全体会議後に中国の習近平国家主席、マレーシアのナジブ首相らとともにABAC小グループ会議に参加した。小グループ会議の主題にはアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)実現案などが含まれた。FTAAPはAPECに参加する21カ国が域内自由貿易圏を建設しようというもので、2006年のAPEC首脳会議の際に提示され中国が積極的に推進している。これに対し米国は中国を牽制するために環太平洋経済連携協定(TPP)締結を加速化している。オバマ米大統領はこの日APEC加盟21カ国のうちTPPに参加した日本など12カ国の首脳らと別途の会合を開いた。米国と中国がマニラでそれぞれTPPとFTAAPをめぐり経済主導権を争う様相だ。