陸軍を減らして海・空軍を強化…米軍をベンチマーキングする中国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.19 13:43
中国の習近平国家主席は先月の戦勝節記念式でなぜ30万人の兵力を縮小するというサプライズ宣言をしたのだろうか。中国の平和イメージを強調するためか、それとも230万人にのぼる世界最大正規軍維持費が負担なのか。ともに間違っていない。しかし根本原因は別にある。この機会に中国人民解放軍の性格を変える大々的な軍改革を断行するということだ。何のためか。「呼べばすぐに来て(召之即来)、来ればよく戦い(来之能戦)、戦えば必ず勝つ(戦之必勝)」強軍の夢を達成するためというのが習近平の軍隊削減の内心だ。
毛沢東の共産軍が蒋介石の国府軍を退け、1949年に大陸を席巻した当時の兵力は550万人に達した。毛沢東は50年4月、150万人の兵力を退役させることにしたが、2カ月後に発生した韓国戦争(朝鮮戦争)で兵力は627万人に増えた。計4回の軍隊削減を通じて58年には237万人にまで減らしたが、中ソ対立の影響で75年には過去最多の661万人となった。84年にトウ小平が100万人縮小の決断を下し、江沢民が2度にわたり70万人をさらに削減し、現在の230万人を維持することになった。習近平は第11次軍隊削減を通じてこれを200万人に減らすと宣言したのだ。