<韓国、100年に進む成長エンジンを育てよう>(1)再び製造業だ…危機から復活するには(上)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.17 11:45
光復(解放)70周年を迎えた韓国経済の輝かしい成長史は製造業の成功神話と脈を同じくする。サムスンやLGがソニーやノキアを、現代自動車がフォードやトヨタを、ポスコが新日本製鉄にそれぞれ追いつき産業化の柱を築いた。だが「iPhoneショック」が象徴的に見せるように、こうした「追撃型モデル」の成功方程式が限界に達したという指摘が出る。
2007年にアップルが発売したiPhoneは既存のメーカーが考えられなかったユーザーインタフェースとアプリケーションというソフトウェアを武器にした。「ファーストムーバー」(市場先導者)のアップルの歩みに消費者は熱狂した。サムスン電子をはじめとする韓国の製造業者は衝撃を受けた。「ファーストフォロワー」(速い追撃者)では生き残りが難しいことをiPhoneを通じ体感したのだ。