【社説】北朝鮮の卑劣な地雷挑発、黙過できない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.11 16:44
若い兵士2人の足を奪った4日の非武装地帯(DMZ)内の地雷事故が事故ではなく北朝鮮軍が埋設したものだという事実は、衝撃的というより激しい怒りを感じさせる。国連軍司令部軍事停戦委員会の特別調査班が現場で回収したばねと撃針、破片などが北朝鮮製の木箱入り地雷のものと確認され、北朝鮮が埋設したという点に疑いの余地はない。また該当地域は「南高北低」地形であり、排水しやすい土壌である点からみて、豪雨による流失地雷の可能性もないことが明らかになった。
北朝鮮軍が軍事境界線(MDL)を越えて、それも兵士が通る鉄柵の出入口の南側と北側の両側に地雷3つを密かに埋めたのだ。これは停戦協定の明白な違反を越え、殺傷の意図を露骨化した卑劣な南侵挑発であり、誰もが怒りを抱くテロ行為だ。2010年の韓国哨戒艦「天安」爆沈と延坪島(ヨンピョンド)砲撃の記憶が今も鮮明に残る状況で、こうした卑劣で残忍な挑発をしたのは、規模が小さいとはいえ決して黙過できない。