【時論】人格教育、疎通能力を育てることが核心だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.03 15:53
校内暴力の深刻ぶりが浮き彫りになり、性格に対する関心が高まった。次いで発生したセウォル号事態を体験しながら性格の問題がこれ以上放置されてはいけないという社会的共感が形成された。これを解決しようとする制度圏の動きが法制化につながり、人格教育振興法が7月21日に施行された。性格に関する社会的な徳性を教育体系の中で育てるための計画を立てて執行し、このために多様なプログラムを開発して普及させることが核心だ。
性格は「各個人が持つ思考と態度および行動特性」(国立国語院の標準国語大辞典)を意味する。社会的環境、家庭、制度教育が性格形成にあまねく影響を及ぼす。家庭と社会が人格教育の主な舞台にならなければいけないというのは正しい言葉だ。とはいえ法と制度が性格育成に介入することを反対する必要はない。政治を見れば対話と妥協を追求する代わりに相手の弱点を掘り起こすことは頻繁にある。