ＦＣソウルがアジア枠選手の獲得に向けて動いている。日本のスポーツニッポンは８日、元日本代表ＭＦ高萩洋次郎（２９）を獲得する計画だと伝えた。

スポーツニッポンは「高萩がソウルに移籍する可能性が高まった」と報じ、関係者の言葉を引用し、高萩とソウルが大筋で合意し、サインだけを残した状態だと伝えた。

これに関し、ＦＣソウルの関係者は「高萩の獲得を目指しているのは事実。しかし契約書のサインだけが残った状況と見るのは難しい」と確答を避けた。現在ソウルはエスクデロ（２７、江蘇舜天）の移籍後に空いたアジア枠一つを満たすため、数人の選手に注目して獲得を進めている。高萩も候補に挙がっている選手の１人という説明だ。

日本Ｊリーグのサンフレッチェ広島でプレーし、２０１５年１月にウェスタン・シドニー（豪州）に移籍した高萩は、身長１８３センチでサッカーセンスが優れた攻撃型ＭＦと評価されている。Ｊリーグで通算２３０試合で２８得点、Ｊ２リーグで９０試合１７得点をマークし、２０１２年にはＪリーグのベストイレブンに選ばれた。ウェスタンシドニー移籍後にはアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグ（以下、ＡＣＬ）を含め、１７試合で３得点した。

スポーツニッポンは「高萩はウェスタン・シドニーから延長オファーも受けていたが、今季ＡＣＬで対戦したＦＣソウルから高い評価を受け、新たな挑戦を決断した」と説明した。ソウルは今季、ＡＣＬグループリーグでウェスタン・シドニーと同じＨ組に入り、２回対戦した。