「韓国MERS、変種ではない」…中東のものと99.55%一致(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.08 09:17
韓国国内に入ってきたMERSウイルスが、中東地域で流行していたウイルスの変種ではないことが確認された。クォン・ジュンウク保健福祉部中央MERS管理対策本部企画総括班長は6日の記者会見で「MERSの2人目の患者から採取したウイルス遺伝子を分析した結果、サウジアラビアなど中東地域で流行しているウイルスとほとんど一致する遺伝子の塩基序列を示した。変種や変異は発見されなかった」と明らかにした。
遺伝子の変異がないということは、国内MERSウイルスがサウジアラビアなど中東地域で発生したウイルスと同じということだ。これまでMERSの拡散スピードが速く、広範囲に国内に入ってきたウイルスが中東や米国・英国などで発見されたこれまでのウイルスから変異したものではないかという疑問があった。国内では先月20日の第1号のMERS確診判定後、18日間で64人が確診判定を受けた。このためこれまで海外のMERS専門家たちは韓国でウイルスが広がりながらMERSの危険性が高まったり、より感染しやすくなったりする形に変化したのではないかという懸念を示していた。