【社説】潘国連事務総長の訪朝白紙も対話は続けるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.21 13:59
北朝鮮が潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に出した開城(ケソン)工業団地訪問許可を翌日に取り消したのは極めて遺憾だ。北朝鮮のこうした予測不可能な突発行動は昨今のことではなく、手のひらを返すように約束を破ることも一度や二度ではない。しかし世界の仲裁者である国連事務総長との約束を一言半句の釈明もなく撤回通知したのは外交的な欠礼を越え、自ら国際社会の一員であることを拒否する行動だ。
さらに北朝鮮の国防委員会はこの日、「我々の核打撃手段は小型化多種化段階に入った」と主張し、「むやみに挑戦するな」という脅迫声明まで出した。潘事務総長の北朝鮮訪問で、ふさがった南北関係に突破口が開かれることを望んだが、こうした期待は水の泡のように消えた。