【社説】平壌発「スプートニクの瞬間」近づくか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.11 17:41
北朝鮮が9日、潜水艦の発射弾道ミサイル(SLBM)の水中発射試験に成功したと発表した。北朝鮮の朝鮮中央通信は金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が参観する中で弾道ミサイルが海水面を突き抜けて空へ勢いよく突き上がる写真を公開した。金第1書記は「潜水艦から弾道ミサイルを発射することになったのは、人工衛星の打ち上げに劣らぬ驚異的な成果」として「戦略潜水艦弾道ミサイルが生産に入って近いうちに実践配置されれば、敵対勢力の後ろの残灯に時限爆弾をぶら下げておくことになる」と話したと報道された。これが事実ならば、北朝鮮の核の威嚇は完全に新たな局面に入ったと言っても過言ではない。
専門家たちは北朝鮮の主張に一部の誇張がある可能性があるが、SLBM開発の詰めの段階である水中射出試験に成功した可能性が高いとみている。北朝鮮はソ連のゴルフ級潜水艦を逆設計して2000トン級の戦略潜水艦を建造し、昨年中旬から地上と海上で射出試験を進めてきた。それから1年も経たないうちに潜水艦に設置された垂直発射管を通じて模擬弾道ミサイルを水の外に射出させる実験まで成功裏に終えたとすれば、1、2年以内にSLBMの戦力化が可能だという観測も出ている。