【旅行】30年ぶりに訪れた春の風景=全羅南道・和順
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.24 10:54
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全羅南道・和順の支石川全景。桜は白い花を咲かせ、青々とした葉を茂らせたオオタチヤナギの木は見るからにさわやかだ。支石川の川の水と織りなす映碧亭の春の風景は1枚の山水画のように優雅だ。
全羅南道和順(チョルラナムド・ファスン)は亭(小さなあずま屋)が点在している。無等山(ムドゥンサン、1187メートル)、萬淵山(マニョンサン、609メートル)など、湖南(ホナム)の名山が峰を連ね、同福湖(トンブクホ)や支石川など水がうねり巡る和順の地には一休みするのにちょうどいい亭子が多い。
和順が誇る和順赤壁にも傑出した亭が多い。昨年、和順赤壁は30年ぶりに一般に再開放され、全国の名所として脚光を浴びた。赤壁で最も優れた景観を誇るといわれるノルモク赤壁(イソ赤壁)を正面に望む亭が望郷亭(マンヒャンジョン)と望美亭(マンミジョン)だ。この2つは共にその歴史は短い。1971年と85年、2度の同福ダム工事で水位が高まり、当時13集落580世帯余りが故郷を離れたが、水没民の行き場のない悲しみを癒やすために建てられたのが望郷亭だ。望美亭は赤壁に向かい合う丘にあったが、水没前の83年に現在の位置に移された。