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【旅行】燦爛とした春の水彩画=全羅南道・和順

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.23 14:26
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今月15日午前6時が少し過ぎた時刻、細良堤に濃い霧が立ち込み始めた。濃霧が青緑色の新緑と白い桜の花を包みこんだ。この場面をカメラに収めようと、細良堤の堤防で一夜を明かした300人余りの人々が感嘆の声を連発した。
春の道に立つ者の胸にはあるのは花、それだけだ。春の花が咲いている場所は写真を撮ってもよし、ドライブをしてもよし、ただ歩くのもよし。仲睦まじく家族と一緒ならば、できるなら恋人と一緒ならばもっとよいが、一人だとしても少し貧乏くさいがそれもまた絵になる。

旅行者が花を迎える準備をしている間、旅行記者は喜んで花の下僕となる。花の絶頂期に生体リズムを合わせて出張日程を決める。遠足前夜の少年のような心に戻り、毎朝天気を確認する。桜前線がどこまで北上したか、あるいは雨でも降って一夜にして花びらが散ってしまったのではないか。例年より春の花の開花時期が早いという今春、旅行記者は戦々恐々として春の夜を送る。

 
今春、中央日報週末版「week&」が紹介する旅行地は全羅南道和順(チョルラナムド・ファスン)だ。昨年10月に和順赤壁が30年ぶりの再開放でお祝いムード一色だった時、「week&」は和順に発ちたい心をなんとか堪えた。秋の和順を紹介するには何か物足りない感があった。悩んだ末に「week&」は春の和順を待つことにした。春になると劇的な風景を演出する、和順最高の、いや韓国最高の絶景「細良堤(セリャンチェ)」が目にちらついたためだ。

細良堤はもうすぐ絶頂を迎える。細良堤では桜の花が主人公だ。桜の花と新緑が織りなすきらびやかな瞬間が来週まで続く見込みだ。ここに毎日のようにやってくる村の住民や写真愛好家に尋ねて尋ねてようやく確認した日だ。春の神秘をぜひとも目にしたいなら、すぐにでも荷物をまとめて細良堤に向かうべきだ。

和順の春には水に映った桜の花影だけあるのではない。和順にはすばらしい山菜の宝庫でもある。白鵝山(ペクアサン、810メートル)では「花より山菜」という言葉が誇張ではない。白鵝山の裾に山菜200種が自生している。露をきらめかせていたオタカラコウは花以上に美しく、ギョウジャニンニクは花より香りが濃厚だった。さっき採れたばかりの若菜を麦ご飯に混ぜて食べると、豊かな春を実感することができた。食欲が出てはじめて春を感じられた。

和順の地には一休みできる亭子(小さなあずま屋)も多い。和順赤壁の向い側にある展望の良い場所に、1枚の東洋画のように亭子が席を占めている。静かに亭子の床に腰掛けていると、複雑だった頭の中が軽くなるような気がした。

「week&」は和順で春に酔った。桜の花を見て酔い、山菜の香りに酔い、久しぶりの余裕に酔った。だが、その酔いは一向に覚める気配がない。

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