<マラソン>私の名前は呉走韓、太極旗を付けて走りたい(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.23 17:05
ケニア北部の砂漠地域、トゥルカナにある青年がいた。20歳まで母のもとで牛と羊を育てていたこの青年は、土の上を裸足で走るのが好きだった。彼がマラソンランナーの夢を抱いて2011年10月、韓国を訪れた。その後、彼の人生は変わった。彼は韓国のために走るマラソンランナーになることを決心した。故郷から約1万キロ離れた国のために走るという男、ウィルソン・ロヤナ・エルペ(27、Wilson Loyanae Erupe)だ。
しかしエルペが韓国人になるのは簡単なことではない。彼の帰化問題をめぐり陸上界では論争が起きている。10年以上も低迷する韓国マラソンに転換点をもたらすという肯定論と、短期の成果のために外国選手を輸入するのはよくないという批判論が対立している。