新体操のソン・ヨンジェ（２１）が２０１５年のシーズンを会長にスタートした。

ソン・ヨンジェは韓国時間２９日にポルトガルのリスボンで行われた今シーズン最初の国際体操連盟（ＦＩＧ）ワールドカップシリーズで、合計７２．０５点で個人総合４位を記録した。４種目すべてで上位８位までが進出できる種目別の決勝に上がった。

全体的に４種目とも昨シーズンより演技の質が向上した。作品に隙がなく、手具の操作をさらに多く加味し躍動性を高めた。前日のフープ（１８．１５０点、３位）、ボール（１７．７００・５位）で無難な演技をした。得意のフープは完璧だった。時々ミスが見られたボールは残念だった。ボールを高く投げ立ったまま両足の間で受け止める動作でボールを落とすミスで減点された。それでも揺るがず自然に次の演技に移る臨機応変さを見せた。

２日目も完璧な姿を見せた。リボン（１８．２５０点）、クラブ（１７．９５０点）ともすっきりと終えた。リボンでは特技のフェッテピボットを揺れずにこなした。演技中にリボンをわずかに踏んだが気付きにくいミスだった。クラブ演技では昨シーズンより１段階進化した難度の高い演技をミスせずにやり遂げた。

個人総合１～３位は新体操大国ロシアが占めた。新鋭アレクサンドラ・ソルダトワが金メダル（７３．６０点）を取った。マルガリータ・マムーンが銀メダル（７３．２５０点）を、ヤナ・クドリャフツェワが銅メダル（７２．４０点）を獲得した。