【社説】中国、THAAD反対する前に北非核化の努力を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.18 11:20
中国の劉建超外務次官補が一昨日、ソウルで李京秀(イ・ギョンス)外交部次官補に会い、「THAAD(高高度ミサイル防衛体系)」の韓国配備に反対すると明らかにした。両国が事前に調整した議題にTHAADはなかった。にもかかわらず劉次官補は突然にTHAADを取り上げ、韓中関係への影響を暗示し、この事実をメディアに公開した。外交的欠礼といっても過言でない。
中国のこうした態度は昨今のことではない。昨年7月の韓中首脳会談当時、習近平国家主席は経済制裁カードを暗示し、THAAD配備に反対する意向を表したという。邱国洪駐韓中国大使も昨年12月、セヌリ党議員に会った席で高圧的な口調で同じ話をした。ある議員が「中国が北の核武装を防いでいればこういう問題は生じなかったはず」と反論したが、邱国洪大使は返答せず「THAAD反対」の主張を繰り返したということだ。