【コラム】北朝鮮の粛清事態、中国の対応は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.23 10:49
北朝鮮政権がいつ、どのように終わるかは予測できない。軍事・宮廷クーデターで終息する可能性もある。労働者や農民の蜂起、または経済改革の失敗や体制の限界で崩壊することも考えられる。しかし金氏王朝が崩れる要素のうちはっきりしていることは、中国が北朝鮮を放棄することだ。北朝鮮でどんなことが起こるかを知るのは常に難しかったが、今月初めに発生した金正恩(キム・ジョンウン)の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)の突然の粛清と即刻処刑の過程には、こうした不透明さが全くなかった。67歳の張成沢が裁判で有罪宣告を受けてから処刑されるまで数日もかからなかった。「効率的な司法体系」というモデルだろうか。
張成沢は過去に2度も失脚したが、「少年王」の摂政としてまた浮上し、いかなる状況や人物の下でも生き残る北朝鮮の「タレーラン」(18-19世紀、フランスでブルボン王朝、革命政府、ナポレオン帝政、王政復古期を経て外交官として生き残った人物)と見られた。金正恩が張成沢を粛清した動機はシェークスピア全集によく表れている。明らかなのは、金正恩が実権を行使することを望み、他の方法を勧める人に対しては、その人が誰であれ忍耐心が見せないという点だ。