文化の香り漂う「現代車モスクワ体験館」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.01.22 16:33
現代(ヒョンデ)自動車がロシアのモスクワに、新しいコンセプトの自動車複合文化空間をつくった。ニューヨークと東京の「アップルストア」をベンチマーキングして車両展示や販売、文化・芸術空間まで全て合わせ持った場所だ。
現代車は20日(現地時間)、モスクワのクレムリン宮殿に接する新アルバート通りにブランド体験館「現代モータースタジオ・モスクワ」を開館したと明らかにした。現代車は昨年5月、ソウル論峴洞(ノンヒョンドン)の島山大路(トサンデロ)に初めてモータースタジオをオープンさせ、海外都市の中で初のモータースタジオをモスクワに開設した。現代車関係者は「ルーブル通貨の暴落で困難な経済状況にあるモスクワに海外初のブランド体験館をつくった理由は『危機はチャンス』という鄭夢九(チョン・モング)会長の経営哲学をそのまま反映したもの」としながら「ロシア経済が大変な時期だが、こうした時こそ顧客とのスキンシップを積極的に行ってロシア市場の占有率を引き上げる戦略」と説明した。現代車は1999年、ロシア政府が「モラトリアム(債務償還の猶予)」を宣言して日本・米国など外国企業らが相次ぎ撤退した当時も市場を守り、今では「義理企業」という好評価を受けた。このおかげで現代・起亜車は昨年末基準でロシア市場の占有率2位(13.1%)を記録するなど善戦している。