【社説】国庫補助金、これ以上「裏金」になってはいけない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.05 16:54
「裏金」として扱われてきた国庫補助金について、韓国政府が大々的な手術案を出した。昨日政府が発表した国庫補助金の不正需給防止総合対策は、支給要件や手続き、評価方法の改善はもちろん不正摘発と懲戒まで網羅した。不正な方法で補助金を搾取すれば5倍の懲罰的課徴金を払わせることにしたことと、一度でも不正受給した者に対しては補助事業の追加参加・追加禁止と名簿公開など、いわゆる「ワンストライクアウト」制度を導入したことは望ましい。
不正需給の申告報奨金も1億ウォンから2億ウォンに増やし、該当申告によって予算が大きく削減された時には20億ウォンを限度に補償金を与える制度も導入される。内部情報の提供なしには不正需給を根絶できないという点で肯定的な方向だ。合わせて新規補助事業は3年ごとに持続の有無を審査する日没制を適用し、透明性を高めた。こうした案がうまく作動すれば、政府は一年で約1兆ウォンの血税を節約できるとしている。逆に言えば、毎年1兆ウォンの国民の税金がとんでもないところや不正者の腹の中を満たすのに使われていたということだ。時すでに遅しの感は禁じえない。