韓国焼酎が「アルコール度数引き下げ戦争」…17度の壁も崩れる?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.05 14:54
年末だ。酒類業界には最も重要な時期だ。その渦中に戦争までしている。名付けて「アルコール度数戦争」。焼酎のアルコール度数は低め、ビールのアルコール度数は高めている。先月25日、ハイト真露は17.8度の焼酎「チャミスル」を出した。これに負けじとロッテ酒類は12月から「チョウムチョロム」を17.5度に低めた。17度台の焼酎が次々と登場し、「焼酎=20度」の公式はもう昔の話となった。O2リン(MACKISS)やハルラサンソジュ(漢拏山)のような地方焼酎も17度台の新製品発売を準備中だ。
なぜ焼酎のアルコール度数は下がり、ビールは上がるのか。アルコール度数には、市場の主導権を握るための業界間の駆け引き、収益をより多く出すための経済学が隠れている。全国焼酎市場は約1兆6000億ウォン(約1720億円)と推定される。韓国酒類産業協会は過熱競争を助長するという理由で、昨年3月から各焼酎別のシェアを公開していない。しかし酒類業界は「チャミスル」47%、「チョウムチョロム」17%、「チョウンデイ」(舞鶴)14%、「クムボクジュ」(チャムソジュ)8%、「イプセジュ」(宝海)5%前後と把握している。