【社説】南北対話ムード、どうにか維持するべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.10.18 07:02
相手がいる対話で信義と誠実は対話の持続性と成敗を左右する重要な原則の一つだ。対話内容の公開・非公開も同じだ。非公開に決めたのなら、最後まで公開してはならない。公開しても合意した範囲内でするのが正しい。片方が一方的に対話内容をむやみに公開する場合、真実攻防の泥沼にはまり、対話が水の泡となることもある。その副作用を我々は2007年南北首脳会談対話録公開波紋で骨に凍みるほど経験している。南北軍事当局者協議の顛末を一方的に暴露した北朝鮮の行為が間違っているとみる理由だ。
北朝鮮は協議翌日の16日、9700字にのぼる朝鮮中央通信報道文を通じて、軍事当局者協議が行われた過程と双方間で交わされた対話内容を一つひとつ公開した。南側が先に非公開協議を提案しておいてメディアに事実と違う内容を一方的に流していると責任を転嫁した。先に南側が過ちを犯したため、真実を知らせるレベルですべて公開したという主張だ。