【社説】KB金融事態、韓国が金融後進国を抜け出す最後の機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.16 17:28
KB(韓国国民銀行)金融事態が今やどん詰まりの様相を呈している。金融監督院は今月初め、KB金融の林英鹿(イム・ヨンロク)会長に懲戒処分を下したが会長は辞退を拒否した。金融委員会は今月12日、再び林会長に3カ月職務停止の懲戒を下した。事実上の退任を要求したものだったが、イム会長は相変らず「訴訟も辞さない」と反発している。ついに申齊潤(シン・ジェユン)金融委員長がKB金融理事会でイム会長への圧迫を要求した。KB金融持株が15日に緊急理事会を開いて林会長に対し自主辞退を勧告したのもこのためだろう。この席で多くの理事は「KB金融の安定のため、林会長自ら賢明な判断をするのが望ましい」と意見を集約したという。
林会長も潔く退きKB金融が新たに出発できるようにすべきだ。当事者は悔しいだろう。しかし今は大局を見る時だ。林会長が今の状況にしがみつけばつくほどKB金融の混乱は大きくなるだろう。15日のKB金融株価は5%以上下落した3万ウォン(約3105円)台に落ち込んだ。主に外資系証券会社が「売り」に出たという。市場ではKBの「身内争い」を不安の目で見始めたということだ。