世界最大の議決権行使助言会社の影響力…「韓国特有の企業文化は無視」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.13 11:20
「大変です。ISSが会長の理事選任を反対するそうです」。
暁星(ヒョソン)の企業説明会(IR)担当者はこのところ神経が逆立っている。世界最大の議決権行使助言会社のISSが21日に開かれる予定の暁星の株主総会で趙錫来(チョ・ソクレ)暁星グループ会長の理事再選任案に対し反対すべきとの意見書を出したためだ。ISSは主な反対理由として、趙会長が検察に起訴された点を挙げた。背任などの容疑で裁判を受けることになったため株主価値を高めるべき社内理事として欠格事由ができたと指摘した。12日基準で暁星に投資した外国人の割合は29.34%。外国人投資家に「趙会長の社内理事選任を反対すべき」というISSのガイドラインが伝えられ、暁星は外国人株主から大挙反対票を投じられないか頭を痛めている。暁星のアン・ホンジン専務は、「投資家の動揺を防ぐため、判決は確定しておらず、争う余地があるという内容の説明書を外国人株主に送った」と話した。