【時論】「秋夕の民心」世論調査、実体を正しく見よう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.15 13:38
「秋夕(チュソク、中秋)の民心というのは、もともとあるのですか。米国でも感謝祭の時に『収穫感謝祭の民心』のようなものがありますか」。
単語の実体がないのに、まるで何かあるかのように報道する形態を指摘した知人の質問だ。果たして秋夕の民心というのはあるのだろうか。今回の秋夕の民心は何だったか。実体が曖昧な秋夕の民心を取りまとめるために、今年も確実に世論調査が実施された。またさまざまな議員がマスコミの報道用に地方外出に出た。民心はいつも存在する。だが、ただ民心であるだけで、秋夕だからといって大きく変わりはしない。たとえあったといっても間違って集まる場合が多い。まず、秋夕連休の時に調査を実施することには問題がある。秋夕連休は民族大移動の時期だ。多くの国民が留守にしていた故郷を訪れたり友人・知人らに会ったりする。最近では海外旅行など余暇を過ごす家庭も少なくない。この期間に家の有線電話で世論調査を行うというのは、標本の代表性の確保レベルでは不適切だ。