【社説】韓国国民、セウォル号越えて民生を選択した(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.31 16:33
7・30再・補欠選挙が与党セヌリ党の圧勝で終わった。セウォル号事態が中心だった6・4地方選挙でも与野党は8対9と引分けだった。それから2カ月しか過ぎていないのにこのような結果が出たのは、国民がセウォル号を越えて民生を選択したものと判断される。セウォル号は深刻な事件だったが、これを収拾する方法は合理的で未来志向的でなければならないと有権者は判断したのだ。野党が合理的な代案を提示せずにセウォル号を政治争点化にしようとする戦略に、有権者は「ノー(no)」を宣言した。
野党に対する有権者のこのような拒否感は明白にあらわれた。中道地域と見られる大田(テジョン)・忠清南道(チュンチョンナムド)・忠清北道(チュンチョンブクド)で有権者は前回の地方選挙とは違い、果敢にセヌリ党を選択した。このような指向はソウル銅雀(トンジャク)乙や水原(スウォン)など首都圏でも同じようにあらわれた。首都圏で出馬した孫鶴圭(ソン・ハッキュ)、金斗官(キム・ドゥグァン)、鄭長善(チョン・ジャンソン)ら野党の元老・重鎮スターは大きな票差で敗北した。