緑・白・青…服の色は彭麗媛の韓国へのメッセージ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.07.07 11:29
習近平・中国国家主席の彭麗媛夫人(52)は、中国の「ファーストレディ」は対外活動に出ないという慣例を破って国際舞台で華やかな容貌と洗練されたファッションセンスを披露したことで有名だ。特に今回、韓国で見せてくれた彭夫人の服装には、中国が韓国に伝えようとする政治・外交的メッセージがよくあらわれていたとの評が出ている。
3日、城南(ソンナム)ソウル空港に到着した彭夫人は優雅だった。やわらかい象牙色のジャケットは丸みを帯びて、カットラインが強調された西洋のジャケットとは違う東洋美を見せた。その下にはグリーンがかった涼しげな薄いブラウスを着た。女性的な魅力を漂わせながらも木や草を連想させる色彩が落ち着いた印象を与えた。専門家たちは彭夫人が四君子(サグンジャ、東洋画における梅・菊・蘭・竹)のうちの蘭を象徴する緑色の姿で入国し、韓国への中国の誠実さを表現したと分析した。夏を象徴する蘭は、節操と志を意味している。スカートと靴、ハンドバッグは黒系で合わせてアクセサリーもシンプルな真珠のイヤリングを選び、ファーストレディの気品と訪問国に対する礼儀を同時に表現した。弘益(ホンイク)大学のカン・ホソプ教授(韓中ファッション産学協会名誉会長)は「彭夫人は容貌自体がとても華やかなので、きらびやかな宝石をつけたり派手な装飾の服を着たりすれば、むしろ不快な印象だった」としながら「ワンランク和らげたファッションで、韓国を訪れる真心を示して本人の気品も高めた」と話した。