テキサスの秋信守（チュ・シンス、３２）が日本人投手の岩隈久志（３３）との対決で完敗した。

秋信守は１６日（日本時間）、米シアトル・セーフコフィードで行われたシアトル戦に３番・左翼手で先発し、４打数無安打２三振と振るわなかった。連続安打は３試合でストップし、打率は２割６分３厘から２割５分８厘に落ちた。

関心を集めたのは岩隈との対決だった。岩隈はダルビッシュ有（２８）、田中将大（２６）らとともにメジャーで活躍している日本人先発投手の一人。昨年１４勝（６敗）、防御率２．６６をマークし、シアトル先発投手の中で最も信頼を得ている。

秋信守は１回表二死からの最初の打席で、岩隈の４球目、１３４キロのスプリットを狙ったが、捕ゴロに終わった。３回には三振を喫した。二死一塁の状況で秋信守はフルカウントの勝負の末、１３６キロのスプリットを空振りした。

６回、無死一塁で打席に入った秋信守は、一塁走者が盗塁に失敗し、走者がいない状況となった。出塁が必要な状況で３ボール１ストライクと有利なカウントになったが、１４３キロの真ん中の直球を打ち損ね、左翼ファウルフライに終わった。

秋信守は９回、交代した投手チャーリー・ファーブッシュ（２６）にも見逃し三振にあった。三振は今季５７個目。この日、４打席とも出塁できず、４割だった出塁率は３割９分６厘に落ちた。テキサスは１－５でシアトルに敗れた。

岩隈は８イニングを６被安打６奪三振１失点と好投し、シアトルの連敗は５でストップした。岩隈は今季５勝３敗。