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【社説】理性でアプローチすべき人事検証=韓国

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2014.06.15 13:17
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新たに指名された首相と閣僚候補者に国民的関心が集中している。今回だけは安全な国、効率的な政府、通じ合う内閣を作らなければならないという国民的希望がいつになく大きい。彼らに対する人事検証が注目される理由だ。

だが、その手続き、すなわち国会の人事聴聞会を控え、各種暴露と罵倒が“検証”にすり替えられ乱舞している。全体の脈絡を無視して一部だけを編集して浮かび上がらせるKBSの報道が決定的な端緒を提供した。これを機に断片的で刺激的な情報に強く反応する大衆心理が発動し無差別的な世論裁判が進行される局面だ。

 
問題発言があったという文昌克(ムン・チャングク)首相候補の講演動画全体を見た人の中には内容に共感するという反応も多い。与党セヌリ党ではその動画全体を見た後で最初の反対意見を撤回した議員もいる。このように情報が制限された状況では公開的聴聞会を通じた検証が必要だ。それでこそ国民も知る権利を充足することができる。

それでも野党陣営はこれを最初から封じ込めようとするかのように自主的な辞退または指名撤回を要求している。これが果たして常識的な行動なのか。多様な考えと価値が自由に競争する「思想の自由市場」を主張した声はいったいどこへ行ったのか。自分たちの思想は自由でなければならないが、反対側の思想は罵倒されなければならないというのか。思想検証を通じて反対政派に打撃を与えようとする手法は過去の独裁政権がしたことと驚くほど似ている。「赤」から「親日」にフレームが変わっただけだ。

二重的な姿はそれだけではない。西海(ソヘ、黄海)の北方限界線(NLL)を北朝鮮に渡した、渡していないと言いながら南北首脳会談対話録で議論が起きた時も「脈絡を見よう」というのが野党陣営の主張だった。ところがいまは逆に脈絡より編集された部分的表現に食いついている。それと比較すれば国政経験が全くない人物を党代表に迎えた野党が首相候補者に国政経験がないと批判したことは笑ってやり過ごせるようなことだ。

法律違反行為を犯し監獄に行ってきた人物が再び国会議員のバッジをつけて人事聴聞会を担当するということも話にならない。彼が果たして検証のメスを握る資格があるのか。彼が聴聞対象者や一般国民にどんな道徳的高潔性と人格的高邁さを見せられるのか。

人事聴聞とは大統領が指名した公職候補者に対し野党が自由に石を投げろと作った制度ではない。候補者の資質と職務遂行能力を国民の前で検証するためだ。その趣旨を生かすにはまず候補者に主張と所信を表明する機会を与え、それに対する討論がなされなければならない。首相・閣僚候補者も聴聞会で所信を明らかにし、資質と能力を自ら証明しなければならない。それでこそ国民も正確な判断ができる。魔女狩り式で一貫するならばだれが執権しても同じ旧態が繰り返されるほかはない。人事検証、最初から最後まで理性で進めなければならない。(中央SUNDAY第379号)



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