北朝鮮よりソウルを先に訪問する習近平…その意味は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.05.16 08:55
中国の習近平国家主席の6月訪韓成功のために王毅外相が韓国を訪れる。複数の政府消息筋は15日、「習主席の訪韓日程と議題調整のために、韓国側が提案した通り王外相が26~28日訪韓するものと見られ、多少の調整はあっても今月の最終週以降になることはないだろう」と話した。他の外交部関係者も「両国が6月を目標に韓中首脳会談議題を調整している」とし、「今回の王外相訪韓の際に輪郭がほぼ掴めるだろう」と伝えた。
習主席が主席としてソウルを訪問するのは今回が初めて。2009年には副主席として韓国を訪れている。現在の韓半島緊張の局面で習主席が訪韓前に先に北朝鮮を訪問する可能性は希薄であると政府は見ている。北朝鮮より韓国に先に来るというシナリオが確実視されているということだ。これは朝中関係から考えると非常に異例的だ。そのため習主席の訪韓自体が北朝鮮に送る強い警告性メッセージになるだろうと分析されている。外交部関係者は「朝中間対話チャンネルはずっと活発に稼動しているが、北朝鮮が4次核実験による威嚇など持続的挑発をしている現状において習主席が1、2カ月以内に平壌(ピョンヤン)に行く可能性は非常に低いものと見られる」とし、このような観測に後付けした。