1663億ウォン超過…史上最高コストのマレーシア航空機捜索
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.04.10 11:24
「航空史上最高コストの捜索」。行方不明33日目を迎えたマレーシア航空MH370便の捜索についた別称だ。2009年大西洋に墜落したエールフランスAF447便の捜索費用の記録1億6000万ドル(約1663億ウォン)をすでに超えたというのが専門家たちの分析だ。
豪州合同捜索調整センター(JACC)は9日(現地時間)、MH370のブラックボックスと推定される信号をさらに2回感知したと明らかにした。5日から続いているブラックボックス信号の感知は1日の出動費用数十万ドルに及ぶ豪州海軍オーシャンシールド号と米海軍の音波探知機(TPL-25)があってこそ可能だった。TPL-25の稼働にはこれまで360万ドルかかった。ブラックボックスの信号が続けば、この装備は目標物の位置を数メートル誤差範囲内でキャッチできる。だがMH370のバッテリーはほとんど消滅しており、今後は無人潜水艇「ブルーフィン21」に依存しなければならないと見られている。海底4500メートルまで潜って周辺をスキャンできる高価な装備だ。航路や衛星信号の分析のために参加している各国研究所の分析も無料ではない。