【コラム】誰がスパイを解放したのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.14 15:24
まだ文書偽造を認定できないという。11日に民主党議員の訪問を受けた席からだ。国家情報院の幹部は、自殺を図ったK氏以外の別の協力者の話を信じるといったという。だから認定できないということだ。国家情報院が出した遺憾表明の報道資料も、文書偽造を認めたのではなく、物議をかもした部分について申し訳ないという話だという。
あきれるような言葉遊びに、趙高を思い出した。秦の宦官の話だ。彼は帝位を奪おうと皇帝にとんでもない「いたずら」をした。鹿を捧げて「馬」だと主張した(指鹿為馬)。皇帝は「冗談を言え」と笑ったが、臣下は全員、趙高の顔色をうかがった。「馬」だといった。「鹿」と言った臣下は殺した。皇帝の目には幻影が見えると責め立てた。