주요 기사 바로가기

【噴水台】保健福祉部さえしっかりすれば、貧困問題は解決されるのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.06 17:07
0
幼い頃、食卓の向かい側で耳にたこができるほど聞いた話は「貧困」についてだった。温かいご飯を食べる時には、いつもご飯に飢えている隣人のことを考えろという話を聞いたし、将来の希望を話す時には「そして貧しい隣人を助ける」という話で締めくくるのが定番だった。賞金に当たった人々は当然「不遇の隣人を助ける」と言い、不遇な隣人助け合いの名目で、硬貨でもコメひとつまみでも集めた。たとえ修辞学でも、とにかくいつも貧しい隣人を忘れず助けるべきだと分かっていた。

最近、ソウル松坡区(ソンパグ)では母親が腕をケガして収入が途絶えるとすぐに3人の母娘が自殺した。麻浦区(マポグ)では体の具合が悪くて肉体労働を休みながら病院に一度も行けなかった67歳の男性が孤独死した。彼らは自分が持っていた最後のお金を家賃や葬儀費用に残していた。他人に迷惑をかけずに節義を重んじて生きようとした彼らは、病気にかかった瞬間に貧困の絶壁に遮られ、行く先は死しかなかったのだ。

 
あまりにも衝撃的な事件だったので、最近会う人ごとにこの話をした。人々が共通して指摘した問題は「なぜ彼らは福祉制度を活用しなかったのか」だった。また福祉恩恵が必要な人々をあらかじめ探し出せない政府に対する叱責も忘れなかった。これらすべて貧困の解決は国の仕事であって、私の仕事とは考えなかった。

ところが保健福祉部さえしっかりすれば貧困問題が解決されるものとは思われないというのが問題だ。過去、低開発国だった時期と先進国の敷居を越えた今の時点の貧困は、規模や様相が変わるからだ。韓国社会の深刻な「富の偏り」は、家計の負債の偏りとしてもあらわれて、国民経済の雷管になっている。昨年、上位20%は借金規模に変化がないのに下位20%では25%も増えた。貧困関連の犯罪も多様化する。借金のために債権者を殺害して債務者が自殺した事件が瑞草洞(ソチョドン)で起きた。保険業界は増える零細自営業者の保険詐欺に頭を痛めている。経営難で自分の事業所に火事をおこし火災保険を申し込むなどの犯罪に手を出すのだ。このような損害保険会社への詐欺容疑者数が昨年上半期だけで4万人を超えた。

貧困を前にして節義と体面を保とうとする人が死に追いやられる状況で、貧困への不安に節義を失う人々が増えるのは仕方のない現象かもしれない。昔話で「腹がへった民は礼儀を知らず、礼儀を知らない民は治めることはできない」と言った。社会の安定は貧困の解決から始めなければならないという話だ。不均衡成長に起因する韓国の貧困問題を、お金をいくらか与えることで解決するのは難しい局面だ。福祉部だけでは解決できないということだ。今は貧困に対する構造的で総合的な研究と解決案を「過激に」模索・実践しなければならない時だ。小さな家ごとに不遇な隣人に対する食卓の向かい側教育も復活させて。

ヤン・ソンヒ論説委員

関連記事

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    포토뷰어

    【噴水台】保健福祉部さえしっかりすれば、貧困問題は解決されるのか=韓国

    2014.03.06 17:07
    뉴스 메뉴 보기
    イラスト=キム・フェリョン。
    TOP