【時論】「統一準備委員会」が順調にスタートするには(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.03.04 15:13
今年初めに朴槿恵(パク・クネ)大統領が提示した「統一大チャンス論」は、それまで統一に無関心もしくは否定的認識を持っていた一部階層の世論を反転させた。国民の大多数が統一について肯定的な姿勢を持つようにする転機を作ることに大きく尽くした。社会の一部から提起されてきた「統一至上主義」は、統一過程の議論を見逃したまま、ややもすると戦争や国家的災難を招きかねないという憂慮が伴ったことも事実だ。これに比べて朴大統領が平和と統一を基礎にした「統一準備委員会」の発足を明らかにしたことは、こうした憂慮を払いのけながらバランスを保った政策の見解を提示したものと評価される。
韓国・北朝鮮の統一は、目的としての統一に劣らず過程としての統一がとても重要だ。政府の公式的な統一政策は「平和統一」をその基調とすることが望ましい。その理由は次のとおりだ。