イラクの心臓病の子供6人、韓国で新たな希望
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.16 17:05
内戦・テロなどで過酷な生活を強いられているイラクの心臓病の子供患者6人が、新しい希望を探して16日、仁川(インチョン)国際空港から来韓する。人道的医療支援事業を展開している韓国イラク友好財団(ハン・ビョンド理事長)は15日、「アデル・アブドル・マフディ元イラク副大統領を団長に、子供の患者とその家族ら23人の訪問団が韓国を訪れる」として「嘉泉大吉(カチョンデギル)病院と建国(コングク)大学病院でこれから約20日間の治療を受ける予定」と明らかにした。子供の患者は満1歳から10歳前後で、ほとんどが先天的に心臓に問題を抱えて生まれてきた。彼らは貧しい暮らしと立ち後れた現地医療施設のために病院での治療を一度もまともに受けたことがなかった。
財団がイラクの子供たちへの人道的医療支援事業を始めたのは8年前の2006年からだ。当時17代国会議員だったハン・ビョンド理事長がイラク・イスラム最高評議会のアマル・アル・ハキム総裁に会って、韓国イラク間の友好発展を協議したことが契機になった。当時ハン理事長の招きで訪韓したハキム総裁は、イラクのテロ団体によって亡くなったキム・ソンイル氏の両親を訪ねて代わりに謝罪するなど協力のための基盤をつくった。