【噴水台】他人事でない航空機の高層ビル衝突事故
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.18 14:39
これまで最も驚いたことの一つが、住んでいた家の近所で発生した軽飛行機の高層ビル衝突事故だった。米ニューヨーク・マンハッタンでしばらく勉強していた頃のことだ。もともとニューヨークはサイレンの音が多い都市だが、その日の救急車と消防車のサイレンの音は特別だった。動転して急いで家に帰ろうとしたところ、バスの運転手が「ヨークアベニューで発生した飛行機衝突事故のために車をう回する」と話した。その瞬間の衝撃というものは…。子どもがその時間、その通りにある学校にいたからだ。
バスから降りてヨークアベニューに向かって走った。そちらのほうから来る人をつかまえて尋ねた。学校は大丈夫かと。彼は話した。「学校は大丈夫だ。小さな飛行機が高層ビルにぶつかったが、2つの階で火災が発生した」。事故現場は家から6、7ブロック離れたところだった。現場の前にはニューヨークの消防車と救急車がすべて集まったようだった。約10ブロックが救急車で埋まり、消防隊員・救急隊員・警察・取材陣・市民で足の踏み場がないほどだった。そこから3、4ブロック離れた学校の前は子どもを迎えにきた保護者で混雑していた。その後も家から窓の外を見ると、焼けた壁と白いシートが設置されたその家が目に入り、痛ましかった。