朴槿恵大統領、訪問国に合わせた「カラー外交」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.11 11:02
就任から3度目の海外歴訪に出た朴槿恵(パク・クネ)大統領の外交スタイルが注目されている。朴大統領はロシアで開かれた主要20カ国(G20)首脳会議に出席したのに続き、7日からベトナムを訪問している。これに先立ち5月に米国、6月に中国を訪問した。専門家らは朴槿恵外交のスタイルを「ソフト外交」と分類している。国同士の懸案と争点をめぐり訪問国の指導者らと会談を行うのとは別にその国の文化に対する関心を示し国民感情に食い込む個別イベントで歴訪の効果を高めているという分析だ。
まず朴大統領は訪問国の言語を駆使することで関心を示す。9日の首脳会談後に行われた共同記者会見では締めくくりながら「ありがとうございます」を意味するベトナム語の「カムオン(Cam on)」と話した。6月に中国の清華大学を訪問した時は4分ほど中国語で演説した。また諸葛亮が息子のために作った『誡子書』に出てくる「淡泊寧静(心が淡白でなければ考えを明らかにすることはできず、心が安定していなければ遠大な理想を実現することはできない)」という表現が記憶に残ると話し拍手を浴びた。