韓国国家情報院長「盧元大統領、金正日に同調…NLL放棄と見ている」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.06 10:50
南在俊(ナム・ジェジュン)国家情報院長は5日、国家情報院が公開した北方限界線(NLL)対話録が本物かどうかの問題について「1月3日に金万福(キム・マンボク)元国家情報院長が録音ファイルから自らつくった本物だ」と主張した。国家情報院のコメント疑惑事件の国政調査特別委の非公開機関報告でのことだ。南院長は「盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領のNLL西海(ソヘ、黄海)平和地帯と朴槿恵(パク・クネ)大統領の非武装地帯の平和地帯が全く同じものではないのか」という民主党議員の質問に対して「違うものだ」とした。彼は「盧武鉉元大統領の概念は、NLLの下方に西海平和地帯をつくるというもので、朴大統領は非武装地帯に(等距離、等面積で)つくるということだ」と話したと両党議員が伝えた。
南院長はまた、2007年の南北首脳会談当時に盧元大統領がNLL放棄の趣旨の発言をしたのかどうかを尋ねたセヌリ党金在原(キム・ジェウォン)、民主党パク・ナムチュン両議員の質問に「盧元大統領が北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記のNLLをなくそうという発言に同調したため、NLLの放棄だと見ている」と明らかにしたと伝えられた。しかし南院長は首脳会談対話録で“放棄”という単語があったかを問われると「放棄の単語はない」と答えた。それと共に「NLL対話録に“放棄”発言はないが、(民主党が主張する)“等距離・等面積”の話もなかった」と話した。彼はまた「NLL対話録の公開は、本人の独自判断で行われたこと」と述べて青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関与説を全面否認したと特別委委員が伝えた。