セマウル運動伝授、人材育成、医療支援…韓国戦争の参戦国に“報恩援助”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.24 13:10
東アフリカ、エチオピアの北部都市メケレ郊外にある農村アディスアレム。人口500人のこの小さな村では工事が真っ最中だ。大人たちが村の会館の周囲に石壁を積む間、子供たちは広場の石を選んでいた。何がそんなにおもしろいのか、笑い声が絶えなかった。この村では昨年8月、慶北(キョンブク)道庁が派遣した韓国人団員5人が韓国のセマウル運動を伝授している。生活が苦しい30世帯余りにニワトリを15羽ずつ貸し出して卵を売るようにした。水が大事なこの村に共同ポンプを設置し、婦女会・青年会を組織して自立基盤を整えている。イ・ヨンウチーム長は「エチオピア平均(2012年基準513ドル)の半分にも満たないこの村を、エチオピアで最も良く暮らせる地域にするのが目標」と話した。
エチオピア援助は、韓国国際協力団(KOICA)が2010年に韓国戦争参戦国のうちフィリピン・コロンビア・エチオピアを“報恩の援助”対象国に指定して盛んになった。KOICAと慶北道庁はアディスアレムと共に5カ所のエチオピア農村を支援している。