【噴水台】“雨降って地固まる”というが、韓国と中国は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.17 13:06
とうとう来たのだな。京畿道坡州市積城面(キョンギド・パジュシ・チョクソンミョン)にある敵軍墓地を9日、生存している“敵軍”が訪れたというニュースを聞いた時、感慨深くこう思ったのだ。中国共産軍362人と北朝鮮軍718人が埋葬されているここを訪れた参拝者は、京畿道と韓中文化協会の招待で訪韓した参戦中国人の3人だ。韓国戦争の停戦協定60周年を18日に控え、初めての訪問が実現したということはそれだけ傷が深かったという意味なのだろうか。
敵軍墓地は何年か前、韓国戦争の参戦国ルクセンブルクに寄った時に目撃した“墓地の共存”を思い浮かばせる。首都ルクセンブルク市にある“ルクセンブルク米軍墓地”には、1944年12月~1945年1月のバルジの戦いで戦死した米軍5000人余りが眠っている。当時指揮官で戦後に亡くなった“パットン大戦車軍団”の主人公ジョージ・パットン将軍の墓もここにある。そこから1.5キロほど離れたドイツ軍墓地には、当時亡くなったドイツ軍1万人余りが埋葬されている。よく整備された墓地は、小さな国ルクセンブルクが生き残るために繰り広げた絶妙な国際政治をよく見せている。