【噴水台】ガラスの城、まぶしくて透明な「残酷童話」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.04.14 11:57
「ガラスの城」はとても古いファンタジーだ。昼には日差しを受け宝石のように透明に輝き、夜にはその中の明かりが残らず外にまで漏れ出て周囲を明るくする城。想像だけでもロマンチックな童話の世界だ。このファンタジーは現代建築にそのまま移され、すべてガラスで覆われた摩天楼として姿を表わした。巨大な宝石のように輝くガラスの建物はいまやどこの通りにもありふれている光景になった。
しかしありふれているものはこれ以上ファンタジーではない。昼にはきらきら輝き、夜には明かりで中が見られるガラスの建物は、現実になると「迷惑」に急変した。これにより隣人との間には争いが広がり、その様相はまるで「残酷童話」だ。ガラスの建物は周りをまぶしくした罪に対し審問を受けることになった。京畿道城南市亭子洞(キョンギド・ソンナムシ・チョンジャドン)にあるNHN社屋のガラスの建物は隣人たちにより審判台に上げられた。水原(スウォン)地裁城南支所はこの建物に対し、その反射光でまぶしくして被害を受けた近隣住民に損害賠償をし、反射しないように措置するよう判決した。