【コラム】環太平洋FTA時代、韓国の選択は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.01.23 13:15
以前に韓国の元通商交渉家に会った。彼に対し、韓国で最も規模が大きく商業的に最も重要な自由貿易協定(FTA)である韓米FTAの後続として、韓国政府が推進しているものは何かと尋ねた。回答は「中国」という一言だった。韓国は環太平洋経済パートナー協定(TPP)に関心があるかとも尋ねた。TPPとは、豪州・ブルネイ・チリ・カナダ・マレーシア・メキシコ・ニュージーランド・ペルー・シンガポール・米国・ベトナムが含まれる多者間FTAで、現在は提案段階にある。彼は特に関心を見せなかった。
韓国やTPPと関係がある米国の当局者に尋ねると、韓国(または日本)はパートナーになると話すだろう。ソウルの参加は難しくないはずだ。この協定の骨組みの多くは韓米FTAから出てきた。しかしソウルは李明博(イ・ミョンバク)政権の執権期間中、これに関心を見せず、まもなく執権する朴槿恵(パク・クネ)次期大統領側もまだTPPに関心を表していない。