【社説】グリーン気候基金事務局の誘致を国格を高める契機にしよう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.10.22 15:56
グリーン気候基金(GCF)事務局が仁川の松島(ソンド)に設置されることになった。 来年スタートするGCFは、国際通貨基金(IMF)や世界銀行(WB)のような世界的な機構に発展する可能性が高い。 GCFの本部である事務局を韓国の仁川が誘致したのは、オリンピック(五輪)やワールドカップ(W杯)、主要20カ国・地域(G20)首脳会議の開催を上回る快挙だ。 五輪やW杯、G20首脳会議が1回で終わる国際行事であるのに対し、GCF事務局は事実上、永久的に韓国で活動することになる。 したがって誘致効果もそれだけ大きく、長く続く。
GCF事務局の誘致で期待される効果は大きく2つある。 まず、財政的な困難に直面している仁川経済の再生に直接的に寄与すると期待されている。 韓国開発研究院(KDI)はGCF事務局の誘致に伴う経済効果が年間3800億ウォン(約270億円)にのぼると予測した。 GCFが開催する各種国際会議と行事、事務局職員の常駐で、観光、飲食・宿泊、交通などサービス業が活気を帯びると予想されるからだ。 年間1915人の雇用創出効果も期待される。 停滞状態にあった松島経済自由区域の開発にもまた弾みがつくことになった。