わずかな停電でも11兆ウォンの被害…史上初の停電危機対応訓練=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.06.22 10:51
しかし事前に計画された訓練場所以外は相変わらず「節電無風地帯」だった。災難警報サイレンが鳴った時間、ソウル明洞(ミョンドン)の店の大半は、相変わらずドアを開けたままエアコンをつけていた。ある履き物売り場の店員は「訓練があることは知っていたが、公式的な通知はなく、普段通りに営業している」と話した。付近の衣料品店の職員も「エアコンを消せばコンピューターのネットワークまで同時に消えるため訓練に参加できない」と語った。
7月からはドアを開けたまま冷房をして摘発されれば、最大300万ウォン(約20万円)の課徴金が科され、主要大型ビルの冷房温度を規制するなど強制措置が始まる。それだけ差し迫った状況ということだ。