サムスン電子のギャラクシーＳ３とアップルのｉＰｈｏｎｅ４Ｓはどちらが丈夫か。２つの人気スマートフォンの落下実験をした映像が公開された。 家電製品品質保証会社スクエアトレードが実験した映像だ。 同社はニューｉＰａｄの発売当時、ｉＰａｄ２と落下比較実験をした会社としても有名だ。

スマートフォン比較実験は▽通話中の落下▽子どものいたずらで破損▽動き出した車の上から落下－－という３つの方法で行われた。 まず一人が両手にスマートフォンを持って耳の高さから同時に落とした。 ２つの機器ともにコンクリートの地面にぶつかった。 ｉＰｈｏｎｅ４Ｓは枠のプラスチックが割れた。 一方、ギャラクシーＳ３は前面部の液晶上段に亀裂が入った。

２つ目の実験は、子どもがスマートフォンを上に投げて落とす実験だった。 スクエアトレードは「親の４人に１人は子どものいたずらでスマートフォンが破損した経験があると答えた調査結果に基づき、こうした実験を行った」と説明した。 ギャラクシーＳ３は後面のバッテリーが飛び出して緩衝作用が生じた。 液晶も正常だった。 しかしｉＰｈｏｎｅ４Ｓは後面の強化ガラスが粉々になった。 スクエアトレードは「落ちる方向によって液晶が割れることもある」と評価した。

最後の実験は自動車のトランクにスマートフォンを置いた状態から急発進する実験だ。 スクエアトレードの調査によると、１５人に１人は自動車によってスマートフォンが破損したことがあるという。 この実験ではギャラクシーＳ３の液晶がひどく破損した。 ｉＰｈｏｎｅ４Ｓは外形上の破損がほとんどなかった。

ギャラクシーＳ３は液晶の破損が２回、ｉＰｈｏｎｅ４Ｓは１回発生した。 ＩＴ専門メディアのデジタルトレンドは「ギャラクシーＳ３はゴリラガラス２を採択し、耐久性が強まると予想されたが、永遠に死なない不滅の機器ではないようだ」とし「日常生活でスマートフォンが落ちた時にどれほど破損するか、警戒心を抱かせる映像」と評価した。