【社説】イラン産原油輸入中断、衝撃を最小化するには
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.05.22 10:25
今月末からイラン産原油の輸入が中断する可能性が大きくなった。イラン産原油の割合は10%だ。他の原油より値段が安いためイラン産原油の輸入が中断されれば原油輸入量が減るだけでなくガソリン価格が大幅に上昇する。いまより10~20%上がる見通しだ。イランに輸出する中小企業も打撃を受ける。輸出代金を韓国の石油会社がイランに支払う原油輸入代金と交換する方式でイランからの代金を受け取るためだ。中小企業の破産が続出する可能性も排除することはできない。
根本的な原因は米国と欧州連合(EU)の制裁にある。だが、韓国政府の安易な対処も問題だ。これまで政府は米国の制裁にばかり神経を使った。米国は昨年末にイラン中央銀行と取引する金融機関は米国の金融機関と取引できないという制裁案を発表した。韓国政府はこの措置の例外と認められるための交渉に注力した。