球団に年俸を白紙委任した起亜（キア）タイガースの崔煕渉（チェ・ヒソプ、３３）が３０日、昨年の年俸４億ウォンから２億３０００万ウォン（５７．５％）ダウンの１億７０００万ウォン（約１２００万円）で再契約した。 また無断離脱の懲戒として２０００万ウォンの罰金が科された。

崔煕渉の削減額は、０８年の李鍾範（イ・ジョンボム、３億ウォン）に続いて球団で歴代２番目に大きい金額。 崔煕渉は昨年、けがに苦しみ、７０試合で打率２割８分１厘、９本塁打、３７打点に終わった。

起亜は崔煕渉の１０日間の無断離脱を懲戒するため、球団の賞罰委員会も開いた。 会議の結果、崔煕渉は球団イメージの失墜、チームワーク阻害、プロ野球選手としての品位失墜などを理由に罰金２０００万ウォンを支払い、体力回復トレーニングに臨むことになった。

崔煕渉は契約後、「気分を新たにまた運動ができるだけでもいい。 年俸の削減は今シーズンもっと頑張れというムチと考えて努力していきたい」と述べた。 罰金などの懲戒についても「当然、自分が受けるべき罰。 同僚選手に申し訳ない」と話した。