今年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の年だ。 世界野球最強を決める第2回ワールド・ベースボール・クラシックが3月5日のアジア予選を始まりに幕が上がる。 韓国野球は2年前の第1回WBC大会で4強入りし、これを弾みに昨年の北京オリンピック(五輪)では金メダルを獲得する快挙を果たした。 野球最強を自負する米国・キューバ・日本を連破し、9戦全勝で優勝、一気に世界トップクラスに浮上した。 ‘パーフェクトコリア’神話を今回のWBCで再現できるかに関心が集まっている。 韓国は3月6日に台湾とアジア予選の初戦を行う。
◆2期メンバーの新顔は?=「李承燁が活躍し、李鍾範(イ・ジョンボム)が走り、代打の崔煕渉(チェ・ヒソプ)が一発を打ってくれた」。第1・2回大会連続で指揮官を引き受けた金寅植(キム・インシク)監督は初回の大会をこのように振り返った。 決定的な瞬間にスターが、中心選手が役割を果たしてくれた、ということだ。 第2回大会では投打の中心軸である朴賛浩(パク・チャンホ)・李承燁(イ・スンヨプ)の出場が不透明だ。 しかしクリーブランドの左打者・秋信守(チュ・シンス)が参加を宣言したほか、マウンドには日本プロ野球のヤクルトで昨年33セーブ(1勝5敗)を収めた林昌勇(イム・チャンヨン)が立つ。 この2年間で韓国マウンドの世代交代を成し遂げた左腕デュオ、柳賢振(リュ・ヒョンジン、ハンファ)と金広鉉(キム・クァンヒョン、SK)も今回のWBCに初めて出場し、韓国マウンドを率いることになった。