【社説】郭魯?教育監の復帰、免罪符ではない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.20 16:03
郭魯炫(クァク・ノヒョン)ソウル市教育監が昨日、ソウル中央地裁の罰金刑判決で、120日ぶりに教育監職に復帰することになった。 郭教育監は最高裁の確定判決を受けるまで無罪推定の原則に基づき職務を遂行できる。 私たちは司法府の判決を尊重しながらも、今回の判決が公職選挙過程で職をめぐって頻繁に見られてきた候補者間の買収行為を認める前例のように受け止められるのではないかと懸念している。 候補者の辞退や一本化の見返りに金銭が行き来するのは、それが善意であっても、現行法上、認められない犯罪行為だ。
特に、教育界は他の分野よりも厳格にモラルという基準が適用されるべきだという点で、教育監のような教育選出職が最終判決まで職務を遂行するのは不適切だと考える。 罰金刑や執行猶予判決を受けた地方自治体の首長の業務復帰とは事情が違うからだ。 一審で有罪が認められた郭教育監の復帰が起こす波紋を考えれば、その理由はさらに明らかになる。