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【噴水台】概念芸能人

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.07.03 13:03
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英国とフランスが百年戦争中だった1340年。フランス艦隊がスロイスの海戦で大敗する。臣下はこの悲報を王フィリップ6世にどのように伝えるか考えあぐねる。見るに見かねて道化が出た。「陛下、英国の船員はわが勇敢なフランス船員のように水に飛び込む度胸もないようです」。才覚を借りて直言と風刺をする人。道化を称する単語「fool」を「ばか」と区別するために「licensed fool」(許可を受けたばか)ともする理由だ。

西洋だけだろうか。「王は王のようでなければならず、臣下は臣下のようであるべきで、王が王らしくなく臣下が臣下らしくなければいくら食糧があっても持ち出すことができるだろうか」。「朝鮮王朝実録」燕山君(ヨンサングン)11年12月29日の記録は道化のコンギルが王に正論を述べ、むちで打たれ島流しになったと伝える。コンギルは映画「王の男」の主人公だ。

 
現実に口を閉じない才人の役割は最近インターネットを熱くする「概念芸能人」とも通じる部分がある。「概念芸能人」とは社会的イシューに対し所信発言をする芸能人だ。「ソーシャルテイナー(socialtainer)」という造語も出てきた。「ソーシャル」(social)と「エンターテイナー」(entertainer)の合成語だ。放送出演をめぐり議論を呼んだコメディアンのキム・ミファとキム・ジェドン、半額授業料ろうそくデモと韓進重工業ストライキ支持に出た俳優キム・ヨジンなどが代表的だ。彼らは政治指向も露骨に示す。

彼らを見る視線は交錯する。「社会的影響力が大きい芸能人の場合、敏感な事案に対する言動は慎重でなければならない」という意見がひとつだ。反面若い層は反応が大きい。スターが自分に代わり戦ってくれるというカタルシスが相当するだろう。政界を含めた既成世代が彼らには無能に見えるという証拠としても読みとれる。

何日か前に日本のある保険会社が「東日本大震災後に国を任せたい人」を調査した。映画「HANA-BI」「菊次郎の夏」の監督と俳優の北野武が1位だった。北野武も名が知られた「ソーシャルテイナー」だ。「日本にはまともな国会議員がいない」「人ごとに能力が違うのに“努力すれば夢はかなう”と教育するのは無責任の極限」など、全方向にわたる毒舌は「タケシイズム」という言葉を生んだりもした。「危機管理能力0点」という非難を受けてきた菅直人首相は19位だった。実現の可能性や政治的指向を離れ、この時代の道化である「概念芸能人」らの発言が大衆に入り込む理由が明らかになるようだ。

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