【噴水台】ロビンフッド・ポピュリズム
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.27 17:37
春秋時代、鄭の宰相・子産は川で足止めを食った民を見て、車に乗せて渡らせた。 これに孟子が叱った。 「恵み深いことだが、政治家のすることではない(恵而不知為政)」と。 政治家なら寸陰を惜しんで橋を架けることから考えるべきということだ。 根本的な解決ではなく、ポピュリズム的な対処への厳しい叱責だった。
記録上、西洋でポピュリズムが登場するのはローマ時代だ。 紀元前2世紀、護民官だったグラックス兄弟は市民に土地を分け与え、トウモロコシも安く売った。 改革のための支持確保という意味があった。 しかしローマ人は独裁者になろうとしているとして彼らを死刑にする。