李明博大統領「対話が必要なのは韓国ではなく北朝鮮」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.05.25 09:47
李明博(イ・ミョンバク)大統領は22日に東京で開かれた韓中首脳会談で、北朝鮮が南北関係回復と対話再開のためにしなければならない措置を十分に説明し、温家宝中国首相はこれを理解したと政府当局者が24日に明らかにした。
李大統領は会談で、「韓国は北朝鮮の哨戒艦爆沈、延坪島(ヨンピョンド)砲撃をうやむやにできない理由、北朝鮮に免罪符を与えてまで対話できない理由を持っている」と話した。続いて「対話を必要とするのは北朝鮮であり韓国ではない。北朝鮮が本当に対話したいなら、また、新しい未来を切り開きたいなら、自身がしなければならないこと(非核化措置と哨戒艦・延坪島挑発への謝罪)がある」という趣旨の言及を説得力を持って展開したと当局者は伝えた。温家宝首相は哨戒艦・延坪島問題と関連し、北朝鮮に肩入れもせず、韓国が北朝鮮と対話を再開しなければなければならないと促すこともなかったという。代わりに北朝鮮が韓国に求めている懸案(無条件な対話再開など)が何かを説明するのにとどまったと当局者は伝えた。当局者は温家宝首相が北朝鮮のメッセージを李大統領に伝えたのかと関連しては「話す段階ではない」と話した。続いて「温家宝首相は(北朝鮮が望む)対話再開に対する韓国の立場を把握することに関心が多く、李大統領の発言を傾聴する側だった」と説明した。