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「韓中が互いに優越感を誇示すれば、嫌中・嫌韓感情はなくならない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.07 16:58
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「北京の韓国人留学生を眺める中国人学生の視線は冷たい。 北朝鮮は友邦、韓国は違うという考えを表したりもする。 昨年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃後はもっと激しくなった」。

北京大学経営学部1年のチェ・ミンジョンさん(20)は「中国の大学の一部では嫌韓の雰囲気が深刻」とし、このように述べた。 韓国人留学生と中国人学生がお互い「看不起(見下すこと)」しているということだ。 チェさんは中学時代に小説『列国志』に夢中になり、北京留学を決心した。 このため中国人学生の嫌韓に接すると非常に嫌な思いをするという。 昨年秋、友達7人と一緒に嫌韓論を正すため「手と手を取り合って」という同好会を作った。 始まりは高校(人民大学付属中学)に通った08年にさかのぼる。

 
「当時、北京オリンピック聖火リレーの衝突をきっかけに両国民間の感情が悪化した。 両国のメディアも嫌韓感情を助長した。 これは違うと思った。 私たちが動いて中国の学生に韓国の本当の姿を見せなければいけないと思った」。

チェさんは企画・スタディ・編集・広報などの組織を作って会長を務めた。 最初にしたことは嫌韓症の根を見つけることだった。

「韓国人の中国に対する優越意識と中国人の中華意識が衝突し、嫌中・嫌韓感情に爆発した。 ここにお互い異なる政治的理念、歴史意識、自国中心感情が加わった。 一部の韓国人留学生が中国にうまく適応できず、良くない生活態度を見せたのも、嫌韓症を誘発する要因になった」。

チェさんが発見した嫌韓症の原因だ。 また「08年に中央日報が企画報道した‘キョムタマダ(謙遜と温かい心で迫る)’運動は良い試みだった」と語った。

チェさんは中国の韓国人留学生管理制度にも問題が多いと指摘した。 チェさんは「中国の大学の学士管理は厳しい。‘不可’の成績を受けると警告され、警告2回で退学になる」と説明した。 ただ退学になった留学生も4年課程に通えば修了証書は受けられる。 50%を超える留学生が途中で脱落した後、修了証書を受けているということだ。 こうした留学生は嫌中派になって帰国する。 韓国では嫌中派、中国では嫌韓派が増えていくということだ。

「いろんな問題があるが、将来は明るいと思う。 私たちの小さな努力が一つずつ積み上げられていけば、いつかは韓中大学生の間の見えない壁も崩れると信じている」。


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